こんにちは。ゆったりこ(@yuttaricoo)です。
本日は、カンチュンドさんの書かれた『つみたて投資の終わり方』という本を読んでみました。
この本は人生の後半に向けた投資信託の取り崩し方を教えてくれる本です。
この本の中で
・特に重要だと感じたこと
・確認できて良かったこと
を、まとめてみることにしました。
わたしは、まだ40代で
この本の中で言うところの「Xデー(=定年退職日)」をむかえるまでに20年以上ありますが
そこそこ若くて頭がシャッキリしているうちに読んでおくことで
・私だったらこうしよう!
・なるほど、ここではこういう風に考えてこういう行動をしておいた方がいいのかも・・・
と感じる箇所がいくつもありました。
20代の私と40代の私の価値観や頭の回転の速さが違うように
60代になった私、
80代になった私は40代の今とは頭の回転のスピードは格段に違ってきているだろうし
よりラクに資産運用や老後資金の管理をしたくなることは推測できます。
今回の記事を読んでみて、ご興味がわきましたらぜひ読んでみてください。
リスク資産をスリム化することのメリット
つみたてNISAの記事やiDeCoの記事でご紹介しているとおり
わたしは現在、複数の銘柄の投資信託を保有しています。
おおまかに上げますと
・楽天VTI
・eMAXIS Slim先進国株式インデックス
・楽天VT
などになります。
これらの商品が発売される前からつみたて投資は始めていましたので
上記以外のインデックスファンドも保有しています。
この本の中では、
預金:全世界株式インデックスファンド=1:1
にしてしまうと管理がものすごくラクになりますよと提唱しています。
つまり、定年退職時(たとえば65歳)に老後資金が4000万円に育っていた場合
安全資産(2000万円):オールカントリー(2000万円)=1:1
にしておくと
リバランスしながら取り崩していくことが容易になるということです。
わたしのように複数の投資信託を保有している場合
1.まずはリスク資産内でどの投信から取り崩していけばMyポートフォリオにとって最適なリバランスになるのか考える。
2.それから、安全資産:リスク資産が1:1になるようにリバランスしていく。
という手間が発生してしまう。
この作業を60代70代80代になった時に億劫に感じずに機械的にこなすことができるのか。
そこがキモになってくるというわけです。
たしかに、60代ならまだしも80代になって今のような楽しむ気持ちで資産運用を続けられているかはわかりません。
そう思うと、
安全資産:オールカントリー=1:1
という形にしておくことや、それに近づけることで未来の自分がラクできることに繋がるのであれば一理あるなと感じました。
取り崩しは3%を推奨。
この本の中では、リタイア後のポートフォリオとして「4つのパターン」を紹介されていますが
この記事では、わたしの考え方(カウチポテトポートフォリオ)に1番近い
安全資産:リスク資産が1:1
を中心に考えたいと思います。
リーマンショックのような大きな暴落の時に損失する割合を全体の25%程度とイメージしています。
よく出てくる「100ー年齢%」のように徐々に株式比率を下げていく考え方に照らし合わせれば
安全資産:リスク資産=1:1は、だいたい50代のポートフォリオに最適のように考えられますが
わたしは、生涯この割合でいくつもりです。
つまり、40代の今では安定志向になりますが、60代以降はリスク志向ということになります。
それを理解したうえで選択しています。
資産運用はあくまで趣味の範囲で楽しんで
基本的には、それ以外のことに気持ちや時間を使いたいので
最もわかりやすい、安全資産:リスク資産=1:1が私にはあっていると判断したためです。
この本では、取り崩し率は3%が望ましいとしています。
世の中の取り崩し戦略として「4%ルール」というのがよく取り上げられていますが
ここでは、4%と決めてしまうとそれに見合ったリターンを無意識に求めてしまうため
心がその数字にひっぱられないようにするために
ハラハラしなくても穏やかな気持ちで老後を過ごしていけるように3%がふさわしいとのことです。
また、4%ルールに従ったとしても確実に税金面で資産は目減りしていくことやインフレも考慮されているようです。
たしかにこれだけ様々なことに配慮していれば、資産の目減りをできるだけマイルドにするために考えられた取り崩し方法と言えますね。
リタイア時にいくら資産が必要なのか?
これは、もう本当に永遠のテーマですよね。
人それぞれリタイア後のイメージが違うように、必要な資金も違ってきます。
ですが、この本では3000万円を目安としています。
総資産で3000万円あれば、年3%で取り崩しても90万円になります。(月7.5万円)
これを公的年金と合わせて静かに暮らすことは十分可能としています。
ちなみに私はもう少し取り崩し額を増やしたいので、あと20数年かけてコツコツ積み立てます
(`・ω・´)キリッ
まとめ
この本の中では、もっと具体的な金額や数値を用いて
様々なシュミレーションを提示してくれています。
人それぞれ、ベストなポートフォリオは違ってくるので
老後をハラハラせず、穏やかに安心して暮らせるポートフォリオを見つけることができるのは、
時間をかけて資産運用を学んだ本人だけです。
それを踏まえたうえで、この本を読まれると非常に参考になるなと感じました。
また、不測の事態における取り崩し方法も載っていますので
一度読んでおくと心強いかもしれませんね。
『つみたて投資の終わり方』
kindle unlimitedで¥0で読めます。
(わたしはunlimitedで読みました。)
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