こんにちは。ゆったりこです。
今日は、『半値になっても儲かるつみたて投資』を再読しましたので
この本の中で
・特に重要だと感じたこと
・再確認できて良かったこと
を、まとめてみることにしました。
2022年前半は、気持ちの良いくらいの下げ相場でした。
昨年とはうってかわって利益の出にくい種まき期です。
こんなときに読むには、うってつけの本ですので
今回の記事を読んでみて、ご興味がわきましたら
ぜひ読んでみてください。
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積み立てていた投信が半値になってしまったら・・
自分なりに勉強して、コレだ!と感じて積み立て始めた投資信託が
半値になってしまったとき。
あなたなら、どうしますか?
たとえば、あなたが選んで積み立て始めた「投資信託A」。
積み立てを始めた当初は基準価格が10000円だったとします。
そこから7年間で基準価格が2000円まで下落してしまいます。
その後、反転し
反転してから3年間で基準価格が5000円まで戻りました。
つまり、10年つみたて投資を続けたのに、基準価格は半分です。
10年前に一括投資で資金を相場の世界へ投じた場合、残念ですが資産は半分になってしまいます。
投資の世界では、投資効率を考えるのであれば、一括投資をするのがよいと言われていますので
そうする方も多くいらっしゃるでしょう。
ところが、
たとえば毎月1万円。年12回で12万円。
10年間で120回のつみたて投資をした場合、どうなると思いますか?
答えは、黒字です。
つみたて当初10000円だった基準価格の投信を2000円になるまで放っておくというのも
なかなかハードなハートの持ち主でないとできない芸当ですが(笑)
でも、要はそれくらいの握力が重要なのだと思います。
私がこの本を初めて読んだのは、2010年。
リーマンショックでわたしのポートフォリオはずたぼろになり
これからもつみたて投資を続けて大丈夫なのだろうかと暗中模索の日々でした。
まわりに相談できる投資仲間や投資経験のある親族もおらず、孤独な闘いというやつです。
そんなときにこの本に出合えたことは、本当に幸運だったと思っています。
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つみたて投資は、下落相場のあとが面白い。
投資信託の評価額は、口数と基準価格で決まります。
つまり、
「投資信託の評価額」=「口数」×「基準価格」
ということになります。
2022年前半のように下落が続いた場合、一定額を毎月積み立てていた人は
自動的に口数を多く買い込むことになります。
もし仮に、今年の秋ごろに反転し2023年は上昇相場がめぐってきたならば
基準価格が上昇し、
あなたが積み立ててきた投資信託は、今よりも高い価格で評価されますので
一気に評価額が上がることになります。
これは、リーマンショック後もつみたて投資をやめず継続し続けた方が
アベノミクス相場に乗っかって大きく資産を増やしたことや
コロナショック中もつみたて投資を続けて、2021年の相場回復期の波に乗れた方も
ご自分の感覚として実感されたのではないでしょうか。
わたしは、正直に言って、どちらの時もものすごい相場回復の力強さを感じることができました。
そして、その感覚は下落相場でもへこたれず、投資をやめず、相場に居続けることで
はじめて感じることができるご褒美のように思っています。
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「今」を大切にする、つみたて投資とは?
この記事を読んでくださっているみなさんは、
「今」の生活を楽しんでいますか?
将来を気にしすぎて、今を疎かにするのも寂しいですし
「宵越しの金は持たねぇ」みたいに今が良ければ将来はなんとかなるというのも考えものです。
つみたて投資の魅力は「時間」だと思っています。
若い人は手元にお金がない分、「時間」はたっぷりありますので
投資はオートでつみたて設定にまかせて、自己投資や心からやりたいことに挑戦してもいいですし
中年以降の方は、若年層よりは多少自由に使えるお金も増えますので
つみたて投資のことは忘れて
大切な家族や友人との「時間」、自分の趣味の「時間」などに貴重な時間を使ってもいいですよね。
そうこうしているうちに、自然と資産が貯まっていたというのが理想なのではないでしょうか。
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この本の著者の知り合いの方で、30年の間、月5万円の積み立て投信をしていた方がいらっしゃったようで
たまたまサブプライムショック前に解約してみたところ
税引き後で5200万円に到達していたそうです。
毎月5万円ですので年間60万円。
30年間で1800万円の投資資金で、この成果です。素晴らしい!
いまで言うところの、つみたてNISAとiDeCoをちょうど足したくらいになりますね。
成功のコツを聞いてみたところ
「30年間ほったらかしにしていた。仕事が忙しくて投資のことなど考えてる暇がなかった」
とのこと(笑)
やっぱり、「今」の人生を楽しんで
つみたて投資は忘れているくらいがちょうどいいですね(*^-^*)
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まとめ
この本が発行されたのは2010年。
12年前です。
当時12歳だったこどもが、今は24歳。
社会人になって稼いでいる年頃だと思うと感慨深いです。
それでも、この本の内容はいまでも充分に学びになります。
新しい投資本や資産運用の本を読むのも参考になりますが
このような発行から時間が経過した本であっても、まだまだキラリと光る価値を持つ本もあります。
この本は、今回紹介したこと以外に
様々なシュミレーションを用いて、つみたて投資の面白さを解説してくれています。
ぐうの音も出ないほどの情報量です(笑)
「論より証拠 つみたて投資1000回やってみました」のコーナーだけでも
ぜひのぞいてみてはいかがでしょうか。