サテライトとして高配当投資をしています。
私の資産運用のコアは、インデックス投資です。
コアの部分は、今までもこの先もインデックス投資。
ではなぜ、高配当株投資をするのか。
理由は2つ。
・老後生活に入るまでにキャシュフローを強化させておきたい。
・経験をつみ、こどもにも伝授したい。
上記について、順番に深く考えてみたいと思います。
老後生活に入るまでにキャッシュフローを強化させたい。
老後生活に入るまで、まだ20年以上あります。
今は、給与という安定的なキャッシュフローがありますが、退職したとたんにピタっととまりますね。(当たり前ですが)
インデックス投資をコアに据えてからは、リーマンショックがあろうとコロナショックがあろうと、ただひたすら積み立て投資を継続してきました。
それは私たちが60代になったころ、複利のおかげで大きく育ってくれた資産を月々取り崩して生活費にしていこうと考えていたからです。
年金制度はなくなりはしないでしょうが、あてにはできません。
お小遣い程度の額になることも想定しておいた方がいいと思っています。
そういう思いがあるので、今までもこれからもインデックス投資がコア。継続し続けます。
しかし、いざ60代に差し掛かったころ、私にとっては40年も積み重ねてきた資産を取り崩すことになります。
40年。
40年、せっせと育て上げた資産を取り崩す。
それって、けっこう勇気がいることだと思っています。
もちろん、そのときのためにインデックス投資を続けているわけですから、そこは定額取り崩し機能を使って、冷徹に取り崩すつもりでいます。
20年後には、定率取り崩し機能も出てきているかもしれませんね。
そうなっていたら、ぜひ活用させていただきたい。
資産という泉に自然に流れ込んでくる収入源をいくつか作っておくことで
私にとっては実の子よりも長い付き合いになっている資産を、取り崩す額を抑えることができるのではないか。
インデックス投資で育て上げてきた資産を長持ちさせられるのではないか。
そういう気持ちになっていたところに、10年ぶりに「金持ち父さん貧乏父さん」を再読する機会に恵まれ
やはり、収入に直結する資産を購入し、保持することの重要性を学び、再確認したのです。
もちろん税金面のことを考えれば、インデックス投資のみで、入金力を高め、継続することが最適な方法であることは理解していますが
人間としての感情面で、40年も共に過ごしてきた資産はできるだけ大切に使いたい。
その気持ちを大事にしたくて、高配当株投資をしています。
こどもに伝授したい。
高配当株投資はサテライトの位置づけですので、かなり少額から慎重に進めています。
高配当株投資を始めるにあたり、わたしなりにいろいろと調べ勉強しました。
インデックス投資は株価が上がっても嬉しい。(評価額が上がるので)
下がっても嬉しい。(口数が増えるので)
そういう一面が好きだなと感じて続けているのですが
高配当株投資も少し似ています。
高配当株も、株価が上がっても嬉しい。(純粋に評価額が上がるので)
下がっても嬉しい。(株価が下がることで配当利回りが上がるので)
もちろん、盤石な体力を持った企業の株を購入することが前提ですが
今の時代、大金をはたいて、ものすごい勇気を振り絞って、1企業の株を100株とか一気に購入しなくても
ごくごく少額から1株ずつ、自分なりに勉強し、良いと感じた企業の株を少しずつ購入しながら覚えていくというやり方もできます。
私は、完全に後者向き。
ゆっくりと試行錯誤しながら進みたい。
20年前も株式投資の勉強は私なりにしましたが、一気に大金をはたいて1企業の株を100株買うというやり方が向いていなくて、投資対象から外してしまいました。
いまは、インデックス投資のように気軽に少額から高配当株式投資ができる時代になって、本当に嬉しく思っています。
私の場合ですが、インデックス投資がもうすでにコアとして少しずつ成長してくれていますので
サテライトである高配当株投資においては、配当金を少しでも早く上げるために全力投球!みたいな気もなく
適度に肩の力を抜いて、のんびりやれているのもいいのかもしれません。
インデックス投資の資産を高配当株投資のために解約して、あてるのではなく
昨年のように相場が順調でリバランスをした結果、うまれてきた現金をあてる。または、余剰資金としてよけてあった現金をあてることにしています。
いま現在、高配当な株もいつも高配当株でい続けることはないですし
そのときそのときによって、今は購入のタイミングではないと判断すれば何年も購入できない株もありますが
何年も購入タイミングが訪れなかったとしても、その間インデックス投資は今までどおり継続していますので、気持ちが焦らされることもなく、待つのも相場ができるというのも両方やっている良さです。
まとめ
この先、10年、20年と私と相性が良ければ続けていくことになると思います。
そうなったとき、こどもに、いわゆる魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える感覚で
インデックス投資にサテライトとして高配当株投資を付け加えるという考え方もあるよと教えてあげられたらと思っています。
そうするためには、時間をかけて、メリットとデメリットを私が体感する必要があります。
机上で勉強しただけと、やってみるのとでは雲泥の差。
話の熱量、経験値に違いが出ます。
インデックス投資に関しては、少しずつこどもの気分が乗っているときに伝えるようにしていますが、自分がある程度の年数を経験している実績があるので、言葉に迷いなく話せることがとても心地よいです。
こどもに伝授することに関してはただの親心ですので、やるやらないは完全に本人におまかせですが
こどもが60代にさしかかるころ、間違いなくわたしたちはいません。
甘やかして、たくさんの魚を与えるつもりはないですが
自分の人生は自分で守れるよう、魚の釣り方は教えておいてやりたいです。
10年ほど前に数回読んで売ってしまった、この本。
10年の時を経て、再読しました。
あの頃はまだまだ資金力に乏しく、インデックス投資だけで充分と思っていましたし、インデックス投資以外にまで手を出す余裕がありませんでした。
あれから積み立て投資を続け、再び読んでみると、新しい気づきがけっこうありました。
再度購入しなおして、付箋をつけながら何度も読んでいます。
特に良かったのは、様々な図です。
資産から収入に向けて、力強く伸びている矢印を見るたびに、いろいろと考えさせられています。